生でセックスする安全な方法 | 危険な避妊方法とリスクを解説
1. 間違った3つの避妊対策
2. 生ですることで起こりうる2つの問題
3. 確実性が高い避妊方法2選
どうも、鬼龍です。
セックスは、女性と男性の繋がりを深く結びつけるためにも、なくてはならないものである。しかし、生で繋がりたいという衝動が男性にはあるものだ。
とは言っても、生でしようとしたら、女性からすると不安になるし、妊娠や性感染症のリスクを考えて、コンドームをつけて欲しいと言われるだろう。
しかし、人間は禁止されると、よりやりたくなってしまう傾向があるのもまた事実である。人によっては興味を持って、逆にやりたくなってしまうのだ。
まず、前提として知っておいて頂きたいのは、どのような避妊方法をとったとしても100%妊娠を防ぐことはできない。そのことを踏まえた上で、今現在確実性の高い避妊方法、安全に生でするための方法を紹介する。
Pearl Index (パール指標):100人の女性がある避妊法を1年間したときの妊娠率
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記事の目次
1. 間違った3つの避妊対策
最初に、正しい知識を持っていない人たちの間で広まっている誤った避妊対策方法を3つご紹介する。
その1:リズム法
リズム法とは、女性の月経周期で起こるカラダの変化をもとに、妊娠しやすい日と妊娠しにくい日を予測する方法である。そして、女性の月経周期を元に妊娠しやすい時期を避けていき、セックスする。
ただし、これは単独の避妊法としては確実なものではない。
予測のためにはいくつかの方法がありますが、その中の一つに、基礎体温を使って予測する方法がある。
女性の基礎体温は、生理(月経)が始まると低温期、排卵が起こると高温期になる。 この周期性を利用して排卵期を予測する。
予測のためには、毎日きちんと基礎体温を測定している。 ただし、月経周期が安定していて、基礎体温が低温期と高温期にはっきりとわかれている方でないと排卵期の予測は不可能だ。
また、発熱・過労・ストレスなどで基礎体温が変動し、排卵期が見つけにくいこともあるので、確実性がある方法とは言い難い。
要するに、安全日が妊娠しないという保証はない。
その2:膣外射精
膣内に直接射精するのではなく、射精しそうなタイミングでペニスを膣外に出して射精する方法である。
しかし、射精前に分泌されるカウパー液 (先走り汁、我慢汁)に精子が含まれていることがある。
カウパー腺液の役割は、弱酸性の膣内をアルカリ性に中和して、精子が活動できるようにすることだ。カウパー腺液の中には精子はないものの、精巣から尿道に漏れ出た性液がカウパー腺液と混ざり合ってしまうことがあるのだ。
なので、いくら膣内射精していないと言っても、無意識に分泌された我慢汁が妊娠につながる可能性がある。そのための避妊方法としては効果が低い。
カウパー腺液に精子が含まれるのかどうかの研究では、27人の男性を対象にした実験では、11人が精子を含むカウパー腺液が存在することが明らかになっている。
つまり、射精をしていなくても、勃起状態から分泌されている可能性があるわけだ。
また、毎回射精するタイミングをコントロールできるわけではない。膣外射精を行う際に、失敗してしまう可能性は25%程度とやや高め。実に4回に1回は失敗してしまう計算になる。
自慰行為の場合は、ある程度コントロールできるかもしれないが、性行為中に冷静な判断ができるかというと難しい。また、射精のタイミングに加えて、陰茎を引き抜くタイミングも合わせるのは難しい。
その3:膣内洗浄法
洗浄法はそもそも避妊対策として一般的に認められた方法ではない。性交後にビデを使って膣を洗浄したり、炭酸飲料水などで洗浄をしますが、間違った避妊方法である。
避妊効果は期待できないどころか、自身で膣内を洗浄することで、膣内に雑菌が入り、最悪、炎症を起こす原因となる。
なので、膣内洗浄はおすすめできない避妊方法なのだ。
2. 生ですることで起こりうる2つの問題
生でセックスすることで起こりうる2つの問題を最初に紹介する。大きく、妊娠と性感染症である。
その1:妊娠・出産
妊娠・出産のリスクがある。もしも双方が望んで子どもを産むのであれば、専門家の正しい情報をもとに妊活する必要があるのだ。
しかし、もしも望まない場合には、妊娠中絶を行う必要がある。初期中絶の場合でも10万円〜20万円、自由診療の場合には20万円以上かかるケースも存在している。
産婦人科受診が遅れる理由のひとつに、「お金がない」などの経済的な問題がある。原則として人工妊娠中絶手術は原則保険適用外の診療となるため、全額自費診療で、金額は医療機関によって異なり、妊娠週数によっても違いがある。
初期中絶は妊娠して12週未満、中期中絶はそれ以上の場合を指し、後者になると、身体的にも、精神的にも負担が大きくなり、手術の確率がアップする。
だからこそ、普段の性交渉はよくよく考えて実践することが大切なのだ。金銭的、精神的、肉体的な負担になってしまうからこそ、普段のセックスでの避妊対策が大切である。
パートナーとしっかりと話し合うことはもちろんのこと、将来起こりうるリスクを考えたら、簡単に生ではできない。
その2:性感染症
性的な行為で感染するのが性感染症だが、性交のみならず、オーラル(口)を使ってもおきる。基本的に性器と粘膜が接触することで、性感染症が発症するのだ。
一昔前は性病は一般の人に関係ない病気という認識でしたが、現在では、普通のカップルでもおきる。近年は梅毒が若い世代で増加傾向にある。
1回での性交による感染率は梅毒は20%、クラミジア30%〜50%、淋病は20%〜50%と高くなっているのが現状だ。
コンドームと生で行うことを比較すると、コンドームを使った方が性感染症を防げる確率が高く、約98%防ぐことが可能だ。
ただし、ヘルペスや性器のイボなど皮膚から皮膚に移るタイプの感染症はやや落ちる。ゴムをつけると、男性から女性に移る確率は95%、女性から男性の場合は65%防ぐことができる。
なので、相手と自分が性感染症になっていないかを確認することが大切です。コンドームをつけることで、相手と自分を守ることができる。
また、オーラルでも性感染症を防げないので、男性器にはコンドームをして、女性器にはラップを使うことでより確実に予防することが可能だ。
もしも下記二つがわかれば、コンドームをしなくても避妊予防にのみ焦点を当てた方法を使えば、生でもOKということになる。
- 現在のパートナーがお互いのみ
- 性感染症の検査をしてお互いに感染していない
なので、生でするためには、しっかりとコミュニケーションをとり、正しい知識を持つことが大切なのだ。それを踏まえた上で、正しい避妊対策について見ていく。
3. 確実性が高い避妊方法2選
それでは、コンドーム以外の避妊方法を2つ紹介しよう。
その1:低用量ピル
女性ホルモンを含んだ薬剤で使い、排卵を抑制する方法である。ピルは避妊目的のみならず、肌荒れやニキビの改善、貧血の改善、生理痛改善、避妊など、様々な効果を得ることが可能になる。
女性主体の避妊方法で、理想的に使用した場合には、パール指数は0.3%だ。一方で飲み忘れなどがあった場合は、9%になる。
コンドームの場合は理想的に使用した場合は、パール指数は2%、一方で、使い方を誤っていた場合は、18%なので、コンドームよりもピルの方が失敗率が低い。
しかし、コンドームと異なり、ピルは継続的に飲み続ける必要がある。そのため飲み忘れのリスクがある。
また、人によっては副作用として、吐き気やむくみ、不定出血を起こすことがある。個人差があり、服用ができないこともあるので、専門のお医者さんと相談する必要がある。
ピルには、性交後72時間以内に飲む緊急避妊薬もあります。薬により異なりますが、服用が早いほど避妊確率が高まる。
その2:避妊リング(IUS/ IUD)
避妊リングは子宮内に装着して、受精を防ぐ子宮内に取り付けるリングだ。
IUSは黄体ホルモンを放出するプラスチック性の避妊具であり、パール指数は0.2%、IUDは精子の運動能力の阻害や着床を防ぐ避妊具であり、パール指数は0.6%~0.8%です。失敗率が低い。
一度装着すると、3年から5年ほど有効ですが、装着するには病院に行く必要があり、出産状況によってはできないこともある。また、副作用として、少量の出血や軽度の下腹部痛などに悩まされることがある。
手軽な避妊方法ではないものの、一度の装着で長期的に避妊できるメリットがある方法なのだ。
4. まとめ
ということで、確実は避妊を目指す場合、コンドームをつけれも100%の避妊は難しい。ただし、自身、および、パートナーを性病から守るためにも、コンドームはエチケットとしてつけておきたい。
日本で避妊を安全に、かつ、精度高く行うためには、コンドームと組み合わせて、低用量ピルを使う、あるいは避妊リングを利用し、リズム法と膣外射精を組み合わせるのが効果的だ。
ただ生でやりたいからという理由で、生でするのは危険だから避けるだし、それが女性を守ることに繋がるはずである。
コンドームをしっかりとつけてくれる方が信頼できる男性と言える。精神的、金銭的、身体的な負担を回避するためにも、正しい知識を持ってセックスを楽しむことが大切なのだ。
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