人は変えられない?人を変える方法と諦めるタイミング
こんにちは、十三夜です。
ここでは、人は変えられないのか?人を変える方法と諦めるタイミングについて解説します。
生きていると、誰かに自分の意見を言うことは必ず避けては通れない道です。
仕事でも学校でも、部活や家庭生活においても、その考え方はやめろと思うシーンがありますが、その中でも夫婦関係における意見のすれ違いは深刻な問題です。
なぜなら、家はあなたの心や体を癒すための空間です。そこにあなたのストレスの元凶になる人が現れると、とてもではないですが、体が休まる空間がストレスフルな空間になってしまいます。
そのような場合に、人を変えるにはどうしたら良いのかをみていきます。
この記事の目次
人は変えられない理由
それでは最初に人がなかなか変わらない理由について解説していきます。
その①:自分が尊敬した人の言うことしか聞かないから
まず人間は自分の尊敬している人の言うことしか基本的には耳を貸すことはありません。例えば、学校の先生がいつも遅刻する子を叱っても、大抵彼らは言うことに耳を貸しません。
誰の話でも聞くかと言えば聞かないわけです。これは夫婦の関係も例外ではなく、一緒にいる中で、それが当たり前になってしまうため、だんだん、あなたに対する敬意は薄れてきます。
その結果、恋人の時にはキレたら効果があったであろう叱責もスルーされることがあるわけです。
その②:必要性がないと聞かないから
次に必要性がないと耳を貸そうとしないためです。人間は絶対的な必要性がないと言うことを確実に聞きません。
例えば、仕事であれば、どんなに嫌なことであったとしても言うことを聞くわけです。なぜなら、お金がないと生活できないわけなので、解雇されないようにどんなに辛いことがあっても、最初はしがみつこうと努力せざるを得ません。
ただし、家庭の場合には、最悪パートナーがやってくれるなどのことが期待できるため、片方が何かの要求をしても、言うことを聞かないことがあるわけです。
その③:自分で学びたいと思っていないと吸収できないから
3つ目は自分の学びたいと思っていることしか吸収できないためです。例えば、法律を勉強したい人に対して、数学の勉強をしろと言ったところで出来ないように、人間には興味があることには取り組めますが、ないことに取り組むことはできません。
これは考えてみると当たり前のことです。人によって興味関心は異なるので、興味のないことをできるようになれと言われても、実際問題として実践することは難しいです。
学校の勉強でも、ほとんどの人はすべての授業を真面目に聞いて、完全に使いこなせるようになりませんが、考えてみると当然なことです。
夫婦関係でも同様で、大雑把で適当でも何も感じない人と、何もかも細かいところまでやるべきと言うスタンスの人であれば、そもそも前提の価値観が異なるので余程どちらかに理解力がないとわかり合うことは難しいでしょう。
その④:プライドを蹴散らされるのが怖いから
4つ目は、プライドを蹴散らされるのが怖いからです。誰しも自分のやり方や価値観を否定することに恐怖心を持っているから、あなたの私的に耳を貸しません。
いくら指摘されても、過去の自分行いや実績が壊れるのを恐れるため、いくらその指摘が真っ当なものでも遮断されることになるでしょう。
ここでは、理屈が正しいとかは関係ない状態です。
その⑤:長期間一緒にいることで舐められるから
最後に長期間一緒にいることで、だんだんと舐められるようになります。学校の教師を思い出して頂きたいのですが、初めての頃は新鮮味があり、程よい緊張感があります。生徒も、先生が前に立った時にはすぐに会話を辞めるようになります。
しかし、時を経ると、先生が前にたってもすぐに席に座っていなかったり、私語をしていて、教師が注意をしないと言うことを聞かないケースがあります。
これと同様です。最初は緊張感があるものの、時間の経過で言うことを聞かなくても、何もされないと舐められる可能性があるわけです。
何か発言してもそれを受け流したり、茶化したりするような習慣がついてしまっていると、当然ながら、あなたの意見は通ることはないでしょう。
変えられるのは自分!自分自身の変わり方
では、そのような人たちに対して、あなたの考えを受け入れて実践してもらうためにはどうしたら良いのでしょうか?
その①:叱ったら言うことを聞くと思うことを辞める
まず叱っていうことを聞くと思うことを辞めることです。学校の先生がいつも叱ったり注意をしていても、大概はいうことを聞くことはありません。
もちろん、叱った相手の真相意識に「やってはいけない」という意識を埋め込むことはでき、後々の気づくきっかけになるかもしれませんが、すぐに改心することはありません。
もしもいっていうことを聞くのであれば、今頃2カップルに1カップルが離婚するという事態には至っていないでしょう。
もちろん、最初は有効な可能性はありませんが、その後にネチネチと言ってもその後振り返ってもらえる可能性はないので、注意した方が良いでしょう。
その②:弱者を演じて服従させる
二つ目の方法は弱者を演じて服従させるです。弱い人って弱いように見えて実は強かったりします。
例えば、会社で仕事ができない人がいたときに、その人には軽い仕事や責任の薄い仕事を任すことしかできなくなります。そして、責任がある仕事が真面目な人にいき、苦労してしまうことはよくあります。これって見方を変えると、弱者が自分はどうしようもない人間だからやってね…と無意識のうちに服従させているわけです。
離婚関係でも同様です。離婚を妻が夫に切り出したときに、「俺は今までこんなにやってきたのに」とか言って被害者づらしてくるケースがあります。実際には夫が妻におかしなことをこれまでしてきたにもかかわらずです。ここで真面目に相手の言い分を聞いてしまいがちですが、被害者づらする夫の言説を受け入れざるを得なくなります。
そこで、この原理を逆手にとりましょう。つまり、あなたも被害者づらするのです。相手が被害者づらして自分は悪くないと主張するのであれば、同じように対応するようにしましょう。泣いて訴えても良いでしょう。そうすると、相手は泣き止むように行動を変えざるを得なくなってしまいます。
その③:変えるためのきっかけを考える
三つ目は、変えるためのきっかけを与えることです。例えば、全く家の家事をしない旦那がいたとしましょう。その場合、家事を少しはやってよと言っても、なかなか動いてくれることはありません。
であれば、「今日ちょっと急遽友達と会うことになって、今日の晩ご飯、何か作ってくれる?」などと、作らないといけないような状況を作ってみましょう。
理由はなんでも良いですが、相手が動きそうな方法を考えます。材料は用意しておくことで、外で弁当を買ってくるなどの選択肢をなくせるでしょう。できれば切って煮込むカレーのようにシンプルなメニューがいいでしょう。
それで帰ってきたら、「食べやすい、料理の才能あるね」などと言って、またやりたくなるような褒め言葉をあげてみて、本人に自信をつけさせることが大切です。
相手の性格特徴によっても褒め方は変わってくるので、よくよくどのようなきっかけを与えるのがベストなのかを考えることが大切です。
諦めるタイミング
とは言っても、いくら色んなアプローチをしたとしても、全くあなたの思っていることを受け入れてくれないようなケースもあります。
その場合は、あなたにとってもストレスになりますし、相手からしてもわざわざ指摘されることに不快感を持つだけなので、距離を置く、必要なとき以外は喋らない、別居や離婚などを検討した方が良いでしょう。
家族の場合、子どもが小さいから別れられないということもありますが、生理的に無理と思った人と一緒にいることはストレスになります。本来家庭は自分の体や心を癒すための場所ですが、キモいと思った人が一緒にいる場合は、神経がピリピリと立ってしまい、休むことができません。
金銭的な問題も絡みますが、その場合は別居や離婚をした方が良いかと考えます。実際に、私も似たような話の相談を受けたりしますが、別居することで平和な暮らしを手にしている人の方がほとんどです。
恋愛で愛し合って結婚したとは言っても、結婚後に色々と恋愛の時には見えていなかったことが明らかになれば、恋愛の時と同じようには行きませんし、我慢は健康に悪いので、別れることも考えてみてください。
まとめ
今回は、人は変えられないのか?人を変える方法と諦めるタイミングについてご紹介してきました。
正直なところ、人を変えることは相当難易度が高いです。生まれてきた価値観、学んできたものなど全くバラバラなので、いくら恋愛で上手くいった相手であったとしても、意見を聞きいれてくれないことは十分に考えられます。
なので、変えるきっかけは与える。しかし、いつまで経っても成長しないのであれば、別れた方があなた自身の人生にとっても、健康面、精神面でも良いと私は考えます。